学生の下宿事情は「学生下宿事情」

学生マンションのナジック
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東京大学(The University of Tokyo) https://www.u-tokyo.ac.jp/
日本の大学の頂点に立ち、ノーベル文学賞や物理学賞など、これまで国内外に数多くの功労者を排出してきた国立の総合大学。10学部・15研究科のほか付属研究所や全学センターなど、さまざまな教育・研究機関を有する。地球温暖化や地域紛争など世界各地で起こる諸問題についてのセミナーやイベント、シンポジウムなどを積極的に主催し、文化・学術に幅広く貢献している。

学生寮の主な検討課題は2つ いよいよ動き出す新たな寮の建設

奨学厚生グループでは、学寮と学生宿舎をご紹介されていると聞きました。

学部生と大学院生を合わせて約28,000名を抱える東京大学には、日本全国をはじめ世界中から多くの学生がやって来ます。一部の学生を対象に行ったアンケート調査によると、関東圏出身の学生はおよそ5割半ですので、約半数の学生が下宿生活をしながら大学に通っています。

トイレ・バス付きの一般マンションやアパートから、バスなしのアパート、学寮までさまざまな下宿がある中で、私ども東大奨学厚生グループは、本学が所有する学寮および学生宿舎のご紹介を行っています。

今現在、本学で管理する学寮・学生宿舎は4つあり、男子専用の豊島学寮、女子専用の白金学寮は2人1部屋でトイレ・バスは共同タイプ、三鷹国際学生宿舎と豊島国際学生宿舎は個室タイプになります。学寮の運営は各寮の自治会が行い、それぞれ独自に入寮資格を設けています。

これからの寮について差し迫った検討課題というと、室数を増やすことと豊島学寮・白金学寮を整備することがあげられます。室数については、豊島学寮・白金学寮・豊島国際学生宿舎を合わせて420名分の入居定員を最終的には700名に、605名分ある三鷹国際学生宿舎を最終的には1,000名にしたいと考えています。入寮時の競争率は毎年それぞれ2から5倍で、ご家庭の生活状況を考慮した上で困窮度の高い方から優先的にご入居いただいています。残念ながら、入寮を希望する学生全員を収容できていません。

学寮の整備については、いずれも昭和40年前後に建てられた建物ゆえに老朽化が深刻で、一部をリニューアルするのではなく、建物を取り壊して新築するかたちで、すでに話が進んでいます。

昨年、新追分国際宿舎整備事業計画が一般に公表されましたね。

旧追分学寮跡地にて、この6月にも着工する新しい学生宿舎は210室ほどの規模となる予定で、入居定員70名の白金学寮はこちらに集約させようと考えています。一方、豊島学寮については今の敷地を利用するか、同じ豊島区内の更地を利用し、2004年に開設された豊島国際学生宿舎と合わせて豊島区に2棟を設ける計画でいます。

今回、新学生宿舎を建設するにあたり、現在入寮中の学生を対象にアンケート調査を実施しました。それによると、寝ることにおいては個室を希望するが、キッチン・トイレ・バスなどは共同でもいいか、むしろ共同を希望する学生のほうが完全個室を希望する学生より多いという結果が出ました。共同部屋が敬遠される中、一部であっても共同でいいという意見は意外でしたね。理由を尋ねると、たとえば水回りなどが故障したときや掃除するとき、自分ひとりですべてやらなくて済むから。また、共同であるかわりに値段を下げてほしいという意見も多数聞かれました。

追分の新学生宿舎は部屋にトイレもバスもキッチンも備えた完全個室タイプとなりますが、豊島区に予定している男子寮は、共同スペースと個室スペースを設けようと考えています。また、いずれにおいても大学院生用に少し広めの部屋を確保し、利用してもらうことも検討しています。

都内からの自転車通学が一般的

人気の物件や下宿エリアなど、下宿事情を簡単に教えてください。

ここ本郷キャンパスに通学する下宿生は、文京区・台東区・豊島区などに集中し、その多くが自転車に乗って通学しています。豊島学寮や豊島国際学生宿舎からだと自転車で約25分、電車に乗り継いで来るより割に合いますよね。下宿のタイプは一般マンションやアパートの利用が圧倒的で、家賃の相場は7から8万円。なお、一般マンションおよびアパートのご紹介は東京大学消費生活協同組合で行っており、ナジックさんの学生マンションも生協を通じてご紹介が受けられると聞いてます。

学生寮の整備は学生支援の一貫 格差を是正して内容充実をはかる

入学を希望する学生に向けて、メッセージをお願いします。

今、東大では学生支援にとても力を入れています。なかでも経済的支援においては、ご家庭の金銭的諸事情により大学入学をあきらめるようなことがあってはならないと、奨学金や助成金制度を整えたり、授業料を免除する取り組みなども行っています。

また、これらに同調するかたちで、少しずつですが宿舎の整備も進めています。この近辺の一般マンション・アパートの家賃が高額であるのに対し、新たに建設する学生宿舎でも、月々の寄宿料を近隣の半額程度に抑えつつ、少なくとも入寮を希望される学生全員にお部屋が行き渡るようにしたい。加えて、キャンパスによっては周辺に寮がないところもあり、そういった格差もなくして施設の充実に努めていきたいと考えています。

少し話しは逸れますが、私どもでは学生へのアルバイト・家庭教師の紹介業務をナジックさんに委託しており、これも学生支援の一貫といえます。ご報告いただくデータを見ると、多くの学生が同サービスに登録しており、実際にかなりの案件をご紹介いただいてるようですね。案件の内容についてはナジックさんで精査していただいており、安心してお任せしています。

私どもではさまざまなバックアップ体制を整えて、みなさんをお待ちしています。難関を突破して、ぜひとも東大にご入学いただきたいですね。

最後に、ナジックへのご要望があればお聞かせください。

近年、東大では女子学生を増やそうと、いろんなキャンペーンを行っており、徐々にですがその数も増えてきました。ナジックさんの学生マンションはセキュリティもしっかりしていますし、さまざまなお部屋をご用意されているので、学生には大いに歓迎されることでしょう。地価の高い都心部にあっても、できるかぎり安い値段でご提供いただけるとうれしいですね。

株式会社学生情報センター
ナジック学生情報センターグループは、学生マンションや学校直営寮の管理・運営、アルバイト・インターンシップのサポート、そして学生イベントの支援を積極的に展開し、次代を担う学生を応援する「教育環境創造企業」の実現を目指します。

※ナジック学生マンション(749.jp)
本記事は(株)学生情報センターが2008年3月発行の「学生下宿事情2008」より抜粋したものです。
※取材時期・内容は2007年度現在となります。