ニーズ、お部屋探しの方法などをナジックの取組みとともに紹介しております。
ナジック学生情報センターグループは、学生マンションや学校直営寮の管理・運営、アルバイト・インターンシップのサポート、そして学生支援を積極的に
展開し、次代を担う学生を応援する「教育環境創造企業」の実現を目指します。
東京理科大学は、東京都・埼玉県・千葉県・北海道にキャンパスを構えており、もっとも規模が大きいのが、ここ千葉県にある野田キャンパスです。
理工学部・薬学部・基礎工学部の三学部合わせて9,129名の学生がいます。そのうち自宅通学生の割合は57%、下宿生は43%で、自宅通学生が下宿生をやや上回っています。
四年次になると実験実習が増えて帰りも遅くなり、学業にも影響が出てくることから、1年間だけ下宿をする学生もいます。
そういったケースだと週末は実家に帰れるので、素泊まりに近い感覚で共同下宿タイプを選ぶ学生もいますね。
下宿先はキャンパス周辺が特に多く、最寄りの運河駅一帯で6割。隣の江戸川台駅と、少し離れて柏駅一帯でそれぞれ約1割となっています。
ユニット式のトイレと風呂、キッチンがついて、四畳半ほどの広さを持つ1DKタイプが現れ始めたのが20年前です。それ以前はトイレも風呂もキッチンも共同というドミトリータイプ一辺倒でした。トイレと風呂はセパレート式で、六畳ほどの広さを持つ1DKタイプが普及したのが10年前です。このところ10から20年前に建てられた物件の多くは、学生のニーズに対じてリフォームを進めているようです。
近年はトイレと風呂はセパレート式、和室よりは洋室、木造ではなく鉄骨といったように条件がグレードアップしてきています。
また部屋の広さについても、数年前までは六畳を選ぶ学生も多かったのですが、ベッドが完全に普及した今となっては、六畳ではなく八畳が一般的になりました。入学後も必死で勉強をしなければ単位を取得できない、わが校の学生にとって勉強机は必須のものですので、部屋に勉強机を置いた上でベッドも置きたいとなると、やはり八畳は必要となるようです。
学生もそうですが、特に親御さんは家賃から探し始めますね。もっとも需要が多いのが4万から4万5千円台の物件。都内とは違い、この価格帯でも条件を満たす物件はあります。
安心面から学生マンションを希望される親御さんは多いのですが、家賃の相場は最低でも5万円台からで一般下宿よりは1万円ほど高いわけです。実のところ、物件選びは親御さん次第といった面が非常に大きいですね。
ナジックさんの学生マンションは、学生の間でも人気がありますよ。これまでに当マンションに住む学生からの苦情は聞いたことがありません。
それに対して、一般マンションの評判は物件次第ですね。
ここ野田市はゴミの分別収集が非常に厳しく、ゴミ捨て場周りの清掃をマンションが責任をもって行ってくれる物件は人気があります。
ナジックさんには近隣の家主さんの物件も含めて下宿の斡旋業務をお願いしています。また、物件の空き状況などもすべてナジックさんに管理してもらっています。
新入生を迎える春先になると学校の掲示板に物件情報を貼り出すのですが、3年前までは貼り紙の裏に地図が書いてあって、学生はそれを見て自分で物件を見に行かないといけませんでした。
ところが、大学もより充実したサービスを求められるようになり、今では不動産屋さんにもご協力いただいて、車で学校へ迎えに来てもらい、物件まで案内してもらっています。
また入学が決まった学生には、入学案内一式に下宿情報のパンフレット請求のハガキを同封し、希望者には登録家主物件一覧表と下宿マニュアルをお送りしています。
この登録家主物件一覧はわが校のホームページ上からも閲覧できるようになっています。下宿を希望される新入生はもちろん、基礎工学部の一年生にとっても、これは便利なサービスでしょう。
というのは、わが校の基礎工学部の一年次は全員が全寮制の下、北海道の長万部キャンパスで1年間を過ごすのですが、そのうち二年次からも下宿生活を続ける学生が毎年半数近くいます。
白紙の状態から探し始めるのと違って事前に野田キャンパスの下宿の基本情報が得られ、あとは実際に街や物件に足を運んでみて最終的に決めればいいわけですから。
インターネットが普及するひと昔前に比べると、ずいぶん探しやすくなりました。
ナジックさんに下宿の斡旋業務をお願いするようになって、もうすぐ10年になります。ナジックさんには、これまで近隣の家主さんたちとの間で信頼関係を築いていただきました。
現在、家主さんの物件は4万円から5万円台、ナジックさんの学生マンションは5万円台からと、両者のニーズは分散する形になっています。
競争原理には反するかもしれませんが、これも一つのあり方でしょう。
ナジックさんには今後とも家主さんとの良好関係の維持に努め、私ども学校を代表して下宿仲介業務に取り組んでいただきたいと思います。