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東海大学(Tokai University) https://www.u-tokai.ac.jp/
1943年東海大学の前身である航空科学専門学校を開設。その後1946年に東海大学として認可。知識偏重教育を取らず幅広い視野と柔軟な発想力を持つ人材の育成を目指す。現在は13学部72学科・専攻・課程を擁する総合大学。

住居は重要なファクター安心して生活できる環境を

東海大学では自宅外から通学する学生が多いと聞きました。

わが校は湘南、伊勢原、沼津など日本全国5ヵ所に校舎があり、全校舎を合わせて約2万6千人の学生がおります。その内の2万人ほどが、この湘南校舎に通っています。学生は全国各地からやって来ますが、東海大学付属高校が福岡、熊本、山梨、長野、北海道、関東の各地と全国に14校あり、そうした地域から比較的多くの学生が集まってきます。付属高校から東海大学に進学する生徒は、割合にすると三分の一ほどです。北海道や九州の付属高校に通う高校生は、上京したときに必要な下宿代や生活費などを考慮して、同地域にある東海大学に進学する学生も多いですね。

全学生数に対して下宿生の割合は5割強に達し、学生の二人に一人が親元を離れて暮らしていることになります。

賃貸の下宿を探す学生に対して、どのようなサポートを行っていますか。

住まいとは学生にとって、充実した大学生活を送るための重要なファクターです。学生は親元を離れて勉強したりクラブ活動をしたりするわけですが、それらにきちんと向き合うためには、安心して住める生活環境を整えることが基本です。わが校では毎年、1月半ばから賃貸物件のご紹介を始めますが、家賃の相場はいくらなのか、学校へはどのような交通機関を利用すればいいのか、予算に応じた物件にはどのようなものがあるのか、といった一般的なお問い合わせについては、私どもでもお答えできます。

寮についてお問い合わせいただくこともあるのですが、一般の学生が利用できる寮はありません。柔道部や野球部など一部の運動部は、民間から借り上げたり、後援会やOBの協力で建てた寮を各部が独自に所有していますが、利用は各部員に限られています。また、これらの寮の管理・運営も各部が独自に行っており、大学は直接関わっておりません。

校舎周辺の下宿が圧倒部屋は少し広めを希望

学生はどのあたりに住んでいるのでしょうか。

湘南校舎の学生は、大半が大学の周囲の平塚市や隣接する秦野市に住んでいます。最寄りの東海大学前駅から都心の新宿までは小田急線一本で出られるので非常に便利ですし、学生の間でアルバイト先として人気の厚木方面へも同様の路線一本でアクセスできます。

こういった理由により、都心から離れているとはいえ、通学にも生活にも不便ではない大学周辺に下宿を構える学生が多いいですね。校舎周辺に住む学生の多くは、大学がこの地に建てられたときからお付き合いのある地場の大家さんにお世話になっています。

学生はどのような住居を好んで選ぶのでしょうか。

いまも昔もアパートに住んでいる学生がもっとも多いですね。昔は六畳一間1Kの物件が好まれましたが、いまはその大きさでは狭いということで、七畳や八畳など少し広めの物件が人気です。

学生たちは、家賃や交通の便、地の利、部屋の広さといった諸々の条件を総合的に見て、妥協点を探しながら物件を選んでいますね。

学生から住宅のトラブルで相談を受けることはありますか。

住宅に関するトラブルは退出時に多く、特に敷金やハウスクリーニングの費用などをめぐって起こっているようです。そして、それらのほとんどが、ちょっとした行き違いや誤解から生じるものと聞いています。

大家さんとの間で生じたトラブルについて学生から相談を受けたときには、賃貸時に結んだ契約書の内容を改めて読み返し、大家さんとよくよく話し合うように、あるいは不動産屋に事情を説明して間に入ってもらうようにとアドバイスします。

学生間でのトラブルで多いのは、深夜まで隣の部屋から話し声が聞こえてくる、といった苦情です。しかし大半の学生はトラブルを抱えることもなく、快適にひとり暮らしを楽しんでいます。

住宅サービスのアウトソーシングもひとつの選択

ナジックの学生マンションについて、どのようにお考えですか。

学生マンションは一般マンションやアパートに比べて、家賃が多少高いという印象があります。その反面、建物がオートロック式だったり、管理人さんが建物内にいたりと、セキュリティにおけるハード面では一般の物件よりもすぐれていると思います。部屋にひとりでいるときに体調が悪くなった場合、専用ダイヤルに電話をすればアドバイスをもらえるなど、医療面までサポートしてもらえるというのは学生にも親御さんにとっても心強いことでしょう。

特にセキュリティを気にされる親御さんには、ナジックさんが所有する物件も含めて、学生マンションのパンフレットをお渡ししています。

学生への住宅サポートにおける今後の展開をお聞かせください。

近年の大学における下宿斡旋業務では、ナジックさんほか一般の住宅専門業者が注目されています。そうした状況の中で、わが校としては昔からお世話になっている地場の下宿組合とも、末永くお付き合いをしていきたいと考えています。

とはいうものの、これだけ多くのアパートやマンションが出揃う中で、どこまでそれらの質を把握できるかというと、正直むずかしいものがあります。

学生に対してよりよい住環境を整えられるのであれば、一部をアウトソーシングするのも一つの選択肢でしょうね。

株式会社学生情報センター
ナジック学生情報センターグループは、学生マンションや学校直営寮の管理・運営、アルバイト・インターンシップのサポート、そして学生イベントの支援を積極的に展開し、次代を担う学生を応援する「教育環境創造企業」の実現を目指します。

※ナジック学生マンション(749.jp)
本記事は(株)学生情報センターが2008年3月発行の「学生下宿事情2008」より抜粋したものです。
※取材時期・内容は2007年度現在となります。