ニーズ、お部屋探しの方法などをナジックの取組みとともに紹介しております。
ナジック学生情報センターグループは、学生マンションや学校直営寮の管理・運営、アルバイト・インターンシップのサポート、そして学生支援を積極的に
展開し、次代を担う学生を応援する「教育環境創造企業」の実現を目指します。
私どもの学校は大学と大学院、そして専門学校から成ります。大学には医療福祉学部、総合政策学部、科学技術学部の三学部があり、四学年合わせて2,298名が在籍しています。専門学校には医療福祉学科と工科情報学科の二学科があり、1,055名の生徒が在籍しています。大学院生も合わせると、総勢およそ3,397名の生徒が日本全国から集まってきます。県外出身者で最も多いのが山形県、次いで福島県と岩手県の順になります。
大学でいうとリハビリテーション学科や保健福祉学科、専門学校でいうと医療福祉学科内の各専攻学科など、特に強いといわれる医療系を目指して、東京や九州などからやって来る学生もいます。自宅通学と下宿はいまのところ半々の割合です。
当校は仙台駅から5駅目の国見駅にキャンパスを構えていますが、さまざまなタイプの下宿がある中で、安さと安心面から学校指定の学生マンションが人気ですね。
実は、この学生マンションはナジックさんに管理をお願いしています。TBG葉山町とTBG木町の2棟あるうち、TBG葉山町は女性専用フロアを設けています。どちらも学校と仙台市街地との中間にあり、学校までは徒歩と電車で30分弱とアクセスも良好です。オートロックやカードキーなどのセキュリティサービスも備えるほか、メンテナンスサービスにも24時間365日対応、それでいて割安という物件なので、学校としてもこのマンションを第一におすすめしますし、実際に一番先に埋まってしまいます。
すでにいっぱいで入居できなかった場合は、ひとまずナジックさんの学生マンションに入居して、空きが出次第、移っていただくことも可能です。現にそうして待っている学生もいますよ。これまでにこれといったクレームが出ていないのは、ナジックさんにきちんと管理していただいている何よりの証拠ですし、私どもとしても安心してお任せしています。
学校指定タイプのほかには、一般学生マンションや一般マンションがありますが、どれだけのニーズがあるのかというのは正直なところ、まだ把握できていません。住環境についての事項も盛り込まれた学生生活アンケート調査をこの9月に大学で実施したばかりで、その結果が出て初めて、下宿生の同行やニーズもつかめるでしょう。
学生により充実したキャンパスライフを提案するための、第一歩の取り組みです。
毎年10月から3月にかけて、当校に入学される方を対象に『お部屋さがし・ひとり暮らしトータルケア相談会』を、また大学のオープンキャンパスや専門学校の学校見学会でも同様の相談会を開いています。内容としては、学校指定の学生マンションの入居受付、一般学生マンションの紹介、ひとり暮らしに関する疑問・質問全般にお答えしようというものです。
ナジックさんには、当校に代わってこれらの業務をお願いしています。
当校では2006年からスチューデントジョブ(通称SJ)という新たな取り組みを始めました。これは学内外で学生が行えるいくつかの業務を、大学と専門学校の学生に斡旋しようという給付型の奨学金制度です。
現在、日本全国の大学でも奨学金の給付を希望する学生が増えていますが、実際には受給者数が限られているため給付を受けられない学生が数多くいると聞きます。そうした状況を憂慮し、誰もが平等に給付を受けられる制度が必要ではないかという本学理事長の発案により、アメリカではすでに一般的な同制度を応用する形で設けました。
具体的にいうと、学生は有償あるいは無償のボランティアとして、学内や国見駅構内の掃除、図書館でのカウンター補助、聴覚障害者の代筆役、地域住民宅の雪かきといった業務に携わります。
単に奨学資金の給付を目的とするのではなく、SJを通じてコミュニケーションの大切さを知り、職員と協働することでキャリア観やマナーをも育もうというのがミッションです。金銭の管理は職員が行っていますが、新たな業務の企画・立案やシフトを組むといった業務は、学生たちが主体となって行っています。
現在約450名の学生がこの制度を利用していますが、授業の空き時間を活用できること、学内や近隣で行えるという面での気軽さ、学校が斡旋するという点での安心感といった利点があり、学生や父兄の方々をはじめ地域住民のみなさまからも好評を得ています。小学校でもトイレ掃除は専門業者に任せようという風潮の中、学生自らトイレ掃除をすることで自然と愛校心も芽生えるようですね。今後は学外での業務を積極的に広げてゆき、学生と教職員が連携を深めて取り組んでいきたいと考えています。