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立正大学(Rissho University) https://www.ris.ac.jp/
1580年に日蓮宗の教育機関として創設、1872年に設立された総合大学。日蓮聖人がたてた立正安国の誓いを建学の精神とし、「モラリスト×エキスパート」を育むブランドビジョンを構築。学校法人としては中学・高等学校・大学を抱える総合学園である。

アパートよりもマンション安全はお金で買う時代

はじめに、自宅通学生と下宿生の割合を教えてください。

立正大学は、東京都内と埼玉県の熊谷にキャンパスがあります。

大崎キャンパスには経済・経営・文学・心理・仏教の五学部があり、約12,000人の学生が在籍しています。そのうちの7割が自宅通学生で3割が下宿生です。通学に2時間を超えるか否かが、自宅通学か下宿かの目安になっているようです。

住居に関して、学生のニーズに変化はありますか。

立地と家賃についての要望では昔も今もあまり変わっていません。立地については、学校の近辺を希望されます。当キャンパスはJR山手線の大崎駅と五反田駅から徒歩5分、東急池上線の大崎広小路駅から徒歩1分という都心の便利な場所にありますが、商店街が多く生活しやすいという点で、東急池上線沿線が1番人気です。JR山手線沿線は渋谷・新宿に近いので昔から根強い人気があります。また、JR五反田駅と接続する都営地下鉄浅草線沿線を選ぶ学生もいます。

生活水準の向上により、ひと昔前に一般的だった木造共同下宿タイプは敬遠され、鉄骨造で1部屋を確保したい、衛生が行き届いた高級感のある物件がいい、という要望が聞かれるようになりました。

家賃に関しては、木造の物件で家賃4万円から5万円代が好まれた10年前に比べると、現在では軽量鉄骨でできた、家賃6万5千円から7万5千円代の物件の方が選ばれるようになりました。「安ければ安いほどいい」という考えとは裏腹に、もはやどれだけ家賃が安くても木造の共同トイレ等の物件は選ばれず、アパートよりはマンションという志向が顕著になっています。

学生が立地や建物の外装・内装、部屋の間取りなどで下宿先を探すのに対して、保護者の方々は安全性を重視していらっしゃいます。近年は物騒な事件が増えたことで、特にその傾向が強いですね。

家賃は多少高くても安全性が確保されるならいい。すなわち、お金で安全を買うといった発想が当たり前になってきています。その点でナジックさんの学生マンションを選ばれる方は多いですよ。大学から紹介される物件ということもあり信頼感があります。私どもとしても学生マンションを第一におすすめしており、現にその需要がもっとも多いのも確かです。また、安全性だけではなく設備がきれいだという点でも人気があります。これまでナジックさんの学生マンションに入居されている学生から学校に苦情が寄せられたことはなく、学生は充分満足していると思います。

下宿斡旋サービスは学生へのアピールポイント

下宿斡旋業務を民間に委託してから変化はありましたか。

ナジックさんとのお付き合いが始まって4年になります。ちょうど下宿斡旋業務を民間委託する大学が増えてきた頃で、私どもは他大学からの評判を聞いたり推薦を受けたこともあり、ナジックさんにお願いすることにしました。それまでは学生生活課の掲示板に近隣の家主さんの物件情報を貼り出して紹介する形をとっていましたが、委託を始めた当初は家主さん物件の入居者が減るということで、家主さんたちからクレームをうけました。

しかしナジックさんの尽力により今はそれも落ち着き、下宿斡旋業務はいい形で浸透しつつあります。

私どもにとって「安全な住居環境を紹介する」ということは非常に大きな意味を持っています。それは充実した学生サービスの一環であり、学生や保護者の中には学校選びの条件にあげる方もいらっしゃいます。

実際の業務ですが、年に数回アパート・マンション相談会を開催し、キャンパス近辺のさまざまな優良物件を紹介する機会を設けています。また、学生が自由に手にとって見られるよう、校内にナジックさんの下宿情報のパンフレットを設置しています。物件が分かりやすいと好評ですよ。また、大学のホームページからはインターネットを通じてナジックさんのマンション情報を閲覧できるサービスも行っています。

学校の不足を補うケアと学生マンションの増設に期待

学生マンションの魅力と、今後のナジックに期待することをお聞かせください。

近年は閉鎖的な状況に置かれることで、ひきこもりに陥るという問題が起こっています。その点、学生マンションならば身近に住むのは同じ世代の学生ばかりですし、他大学の学生と自然な形で触れ合える環境があります。

そのため、そういった状況にも陥りにくいのではないでしょうか。また、ストーカーやセクシャルハラスメント、宗教勧誘といった問題にも対応してもらえるのは大変魅力的です。学校側でサポートしきれない防災については、冊子などを通してマニュアルの普及に努めていただきたいです。

そして、学校近辺にもう少し学生マンションが増えればいいなと思っております。大崎キャンパスには寮がなく、ニーズが高いのです。

現在、主にご紹介いただいてる学生マンションは5物件ほどですが、まだまだ需要はあります。都心で場所がいいだけに土地代も高く、非常に開拓しづらい地域だとは思いますが、できるだけ多くの学生に設備の整った学生マンションを紹介できればと思っています。

株式会社学生情報センター
ナジック学生情報センターグループは、学生マンションや学校直営寮の管理・運営、アルバイト・インターンシップのサポート、そして学生イベントの支援を積極的に展開し、次代を担う学生を応援する「教育環境創造企業」の実現を目指します。

※ナジック学生マンション(749.jp)
本記事は(株)学生情報センターが2008年3月発行の「学生下宿事情2008」より抜粋したものです。
※取材時期・内容は2007年度現在となります。