学生の下宿事情は「学生下宿事情」

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東京農業大学(Tokyo University of Agriculture) https://www.nodai.ac.jp/
1891年に「育英黌農業科」として創立。以後、実験・実習・演習を重んじる実学主義で教育を行っている。現在は、世田谷・厚木・オホーツクの3キャンパスに全6学部21学科が揃い、あらゆる農学分野をカバーしている。

下宿生は全体の約半数 小田急線沿いに集中して多い

学生は、どこでどのような物件に住んでいるのでしょうか?

1891年に榎本武揚先生により徳川育英会を母体とする「育英黌(こう)農業科」が開かれたのが、本学の始まりです。その後、まだ「私立東京農業大学」だった1911年に初代学長に就任された横井時敬先生は、「稲のことは稲に聞け、農業のことは農民に聞け」など、実学を重んじる言葉を数多く残されました。この実学の精神は、今でも本学の教育に息づいています。そのため、キャンパスも都市型でありながら緑に囲まれた世田谷、田園都市にあって広大な農場を備えた厚木、雄大な自然に囲まれたオホーツクと、実践教育がしやすい環境を整えています。世田谷では応用生物科学部、地域環境科学部、国際食料情報学部、短期大学部、厚木では農学部、オホーツクでは生物産業学部の学生が学んでいます。4年間、キャンパスの変更はありません。

学生数は約13,000人で、下宿しているのはだいたい半数です。群馬など関東であれば、少々遠くても自宅通学している例もあるようです。特に、女子学生の親御さんは、下宿を避ける傾向がありますね。

下宿生は、世田谷キャンパスに通う場合は小田急線の祖師谷大蔵、千歳船橋、経堂、田園都市線の用賀、桜新町近辺に住むことが多いです。この辺りは物件も多く、商店街もあって暮らしやすいようです。厚木キャンパスの学生は、交通費がかからない、自転車で通える範囲で物件を探すことが多いです。ただ、課外活動の拠点が世田谷キャンパスにあり、相互の授業を受講できるので、小田急線の経堂から本厚木の間に住むケースもあるようです。

下宿は、生協を通じて紹介しています。最近は風呂・トイレ別、フローリング、洗濯機置き場室内の物件を希望する学生が多いです。また、コンビニの近くというのも条件にあがりますね。さらに、女子学生は、安全面を考慮してか、2階以上を希望します。

ナジックさんから紹介してもらう学生マンションは、前述のような条件を満たしている物件が多く、学生のニーズに合っているのではないでしょうか。ただ、最近は学生の要望のレベルが高くなっているせいか、ナジックさんのような物件で、もう少し専有面積が広ければ……という声も聞きます。難しいとは思いますが、広めの物件も用意していただけるとありがたいですね。

下宿生の中には、部屋にこもりがちになる者もいるようです。ただ、最近では下宿か自宅通学かに関係なく、心の病をもっている学生は急増しています。そのため、今年から週1日、精神科の先生に来ていただいており、また、後期より、学生相談室の受付の時間を延長しました。カウンセラーも、1日1名が常駐していたのを2名に増員し、学生が相談しやすい環境づくりを行っています。

御校には、学生寮もあるそうですね。

世田谷キャンパスの敷地から道路を一本隔てた場所に、学生寮を用意しています。定員は男子200名、女子100名で、留学生を優先して入居させています。昨今では経済的に苦しい学生も増えているので、日本人学生にも希望者は多いです。入寮期間は原則、2年間となっています。ただ、2人部屋で、さらに2部屋合計4人でひとつの台所、トイレ、風呂を使うという形式なので、友達をつくるのによい反面、共同生活に馴染めず退寮する者もいます。寮では食事がつかないため、学食を朝8時からと早めに開けることで配慮しています。

農業大学ならではのユニークな取り組みも多数

年に1度の学園祭は地域の方もたくさんいらっしゃるそうですね。

10月から11月の初めに各キャンパスで行う「収穫祭」には、世田谷・厚木・オホーツクの3キャンパス合計で15万人以上が訪れます。野菜の無料配布やハムの販売、豚の丸焼き、国産ハチミツの販売などのイベントはもちろん、学生の手作りの祭りであることが好評のようです。これは、実習があり、また農業などの現場で活躍する多数のOB・OGがいる本学だからできる行事だと思います。

本学ならではと言えば、農業実習で収穫した野菜を学食で使ったり、食品加工の実習でできた、ジャムや乳酸飲料を販売したりしています。また、食農教育の1つとして、「クッキングサミット」なることをやっており、学生が理想的な料理を提案、クッキングして、それをコンテストしています。産学協同プロジェクトで実施しており、優秀作品は、ファミレスのメニューとなっています。

学生へのメッセージをお聞かせください。

本学には食料、環境、健康、バイオマスエネルギーをキーワードに「実学主義」、「人物を畑に還す」の教育理念のもと、実験、実習、演習の充実したカリキュラムと、それを実践できる教育施設があります。農場を拡張する予定もあり、「実学主義」をこれからもさらに進めていきたいと考えています。学生には、在学中は実用的なことを学び、実際社会で必要とされる研究に携わり、卒業後には学んだことを世の中で実践していってほしいですね。

本学は、ISO14001:2004の認証を受けていますし、商標登録も行った「環境学生」を掲げています。環境教育をカリキュラムに盛り込んでいるのはもちろんのこと、文部科学省の「GP」にも採択され、環境実践教育を行っています。また、学内にはいくつかの学生の環境関連団体があり、ISO認証時に、協力し合って活動していくことを取り決めました。大学生協のレジ袋削減、エコバックの普及活動、学生と地域住民がひとつになって街を美化する「美化清掃活動」を行うなど、環境への取り組みも活発に行っています。こういった活動を通して、「環境学生」として育ち、社会で活躍してほしいですね。

株式会社学生情報センター
ナジック学生情報センターグループは、学生マンションや学校直営寮の管理・運営、アルバイト・インターンシップのサポート、そして学生イベントの支援を積極的に展開し、次代を担う学生を応援する「教育環境創造企業」の実現を目指します。

※ナジック学生マンション(749.jp)
本記事は(株)学生情報センターが2009年3月に発行予定の「学生下宿事情2009」より抜粋したものです。
※取材時期・内容は2008年度現在となります。