ニーズ、お部屋探しの方法などをナジックの取組みとともに紹介しております。
ナジック学生情報センターグループは、学生マンションや学校直営寮の管理・運営、アルバイト・インターンシップのサポート、そして学生支援を積極的に
展開し、次代を担う学生を応援する「教育環境創造企業」の実現を目指します。
九州大学は福岡市内及び粕屋郡粕屋町の3地区にあるキャンパスを、同市西区や前原市、志摩町にまたがる伊都キャンパスへ移転中です。
2005年に始まった工学系の移転が今年終了して現在、伊都キャンパスには学生・教職員をあわせて約5,200人がいます。移転が終了する2019年には約18,600人になります。
PFI事業により、学生寄宿舎や生活支援施設の管理・運営をナジックさんに委託しました。センター地区には1,000室の寄宿舎を整備目標にしています。田畑や森だった土地にキャンパスができてまもないため、都市部に近い所を希望する学生もいます。ただ、大学の移転が進むにつれて商業施設も増え、状況は変わるでしょう。
日本人学生と外国人留学生の男女混住型寄宿舎で、身障者用2室を含め254室があります。
男子が7フロア、女子が2フロア。一部のフロアを除き、日本人学生と留学生の混住で、入居者同士の交流促進を心掛けています。留学生用に若干空きがある程度で、日本人用の部屋は満室の状態です。
ワンルームマンションタイプの各部屋には、エアコン、ユニットバス・トイレ、IHヒーター、冷蔵庫、ミニキッチン、インターネット専用端子等を完備しています。一階に男女別のランドリー、65インチと50インチのプラズマテレビ等を備えた多目的ホール。各階に冷凍庫と電子レンジ、新聞やテレビ等を置いた談話室があります。
日中はナジックさんの管理人が常駐し、夜間は警備会社による遠隔監視体制。オートロックシステムとカードキーの併用による二重セキュリティは、女子学生に好評です。
また、ナジックさん主催のバーベキュー大会といった地域住民との交流会も開いており、好評と聞いています。さらに、学生が地元の行事に呼ばれることもあり、特に留学生にとっては日本の行事や文化に触れる良い機会となっています。
住み心地や生活状況のアンケートを行ったところ、全体の住み心地は「非常によい」「よい」「普通」を合わせると85%、居室に関しては72%と、満足度は高いという結果を得ました。細かな仕様では「ミニキッチンやユニットバスを広く」という意見が目立ちました。
これらは改善点として取り上げ、ドミトリーⅠでは13㎡だった部屋面積を、2009年4月供用開始予定のドミトリーⅡでは17㎡を確保します。
小さい頃から自分の部屋をもっていた学生が大半ですから、学生の要求基準は厳しいです。ただ、ドミトリーは既存の寮よりは寄宿料は高めですが、居住空間の質は高い。これまでは一度建てた寮は古くなるばかりでしたが、学生の声をどんどん取り入れ、質の維持、満足度の維持に努めます。
九大には現在1,300人弱の留学生がいます。アジアの中核都市にある大学としてアジアからの留学生も多く、彼らが安心して学問に打ち込める環境の整備は大切な課題。現在準備中のドミトリーⅡは、学生単身用242室、留学生の夫婦用20室の他に研究者用居室も単身用・夫婦用各6室の全274室を建設する予定です。
学生から公募したところ、色や形が大きなどら焼きに見えるそうで、この名前になりました。(株)ローソンさんと(株)紀伊國屋書店さんが入っており、食堂は三菱電機ライフサービス(株)さんの運営です。
安価なだけでなく常時約80種類のメニューがそろい、中にはホットサンドとグラタンのセットなどレストランのようなメニューもあります。
外部から来られた方は学食らしかぬメニューに驚かれるようですが、学生の要望は高くなるばかりで(笑)。「メニューに飽きたので増やして欲しい」「日・祝日も営業して欲しい」と。
はい。一般にも開放しているので、ご近所の方々が昼食を食べに来られます。伊都キャンパスは周囲に研究機関や企業が集まる学術研究都市を形成する構想があります。地域に開かれたキャンパスを目指すうえで「ビッグどら」は地域とつながる大切な施設です。
先に述べたアンケートでは、ドミトリーⅠの管理人さんに対する評価は96%が満足というものでした。PFI方式は民間の力を活用することで、経費的なメリットのほかに、幅広い面での学生の生活支援につながっています。国立大としては新しい試みですし、今後もさらなるご提案をお願いします。