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京都造形芸術大学(Kyoto University of Art and Design) https://www.kyoto-art.ac.jp/
1977年、京都芸術短期大学を設置。91年に現在の4年制大学を開設し、2000年には短大と統合、総合芸術大学に。そして2007年、芸術学部を10学科29コースに全面改組。こども芸術大学や通信教育部大学院修士課程、社会芸術総合研究所の開設といった斬新な経営手法で注目を集める。

女子学生の下宿率の高さは芸術系大学ならでは

ユニークな大学経営で知られる貴校ですが、最近ではどんな試みをされていますか?

本年度から、一回生は全員ワークショップの授業を取っています。これは学科をシャッフルした35人のクラスで、多彩なプログラムの中から興味のあるプログラムを選び、毎週月曜日に丸1日かけて行うもの。例えば、第1回目の授業では、自己紹介をかねて、全クラス共通で自分の生い立ちを振り返り、その時々で、自分が幸せだったか不幸せだったかを図(グラフ)にしてみんなの前で発表する「ライフライン」というプログラムを行いました。また、他には、漢字の由来を知ったうえで、一文字の漢字にできるだけ多くの情報を詰め込み、今の時代にあった漢字をつくって発表するというプログラムや、鴨川でピクニック道を実践するプログラムなど、考える力を育むワークショップとなっています。学生が社会との関わりを持ちながら、自分たちで企画・運営していくことで、いかに生きた知恵を身につけていくか。社会性を育むことが一番の目的です。実はこのワークショップの教科書も二回生以上の学生たちが作ったんですよ。

では、下宿事情に関しても芸術系大学ならではの特徴がありますか?

本学は女子学生の割合が高く、また京都・大阪・滋賀など通学圏内以外の学生が多いことも特徴です。現在、女子学生が全体の約7割、下宿率が約7割。これは芸術系大学ということも要因の一つだと思います。

下宿生たちの住居に関する要望を教えてください。

女子学生が多いため、住居で一番心配されるのはやはり「安全・安心な下宿かどうか」ですね。数年前と比べると安全面を重視される保護者は多くなっていますし、学内で下宿相談会を開催する際も、保護者が一緒に来られて熱心に探されるというケースが目立ってきています。また「自宅でも制作したい」「アトリエとして使いたい」といった理由から、広いスペースの下宿を求められる学生さんもいらっしゃいますね。

アフターフォローの充実が指定業者を選ぶカギ

そのような要望を踏まえて、貴校ではどのような下宿紹介サービスを行っていますか?

学生生活をスタートさせるうえで、まずより良い住環境を確保するというのは非常に大切なことだと考えています。ですから、ただ下宿を紹介するだけでなく、アフターフォローまで対応していただける、信頼のおける業者さん2社と提携しています。そのうちの1社がナジックさんなのですが、学内の下宿相談会で学生マンションを管理していただいたりとお世話になっています。

指定業者を選ばれる基準は何ですか?

学生生活で、どういったアフターフォローをしていただけるのかを重要視しています。例えばナジックさんの場合は、災害などが起こったときに24時間体制で『安否確認メール』を送っていただけます。もちろん大学でも安否確認を取るのですが、24時間となると難しいので、とてもありがたいサービスだと思っています。また『ストーカー・セクハラ相談室』があるのも安心です。女子学生が多いため、ごく稀にそうした相談が寄せられるのですが、本人が一番不安なのは家に帰ってからの一人の時間帯。そこでオートロックシステムや、ストーカーの相談窓口があると心強いですよね。

学生の未知の可能性を引き出す教育を目指して

指定学生マンションに対しての学生さんや親御さんの反応はいかがですか?

本学の指定学生マンション『ジュイール北白川』はかなりの人気物件で、いつも満室です。保護者は特に、周りにどんな方が住んでいるのかを気にされるので、「本学の学生さんばかりですよ」とお伝えすると、安心されます。今後こういった指定マンションを増やしていきたいと、ナジックさんとも相談しているところです。

下宿の話とは離れますが、ナジックのギャラリーを貴校の学生さんが利用されることもあるそうですね?

そうなんですよ。個展やグループ展を開きたいという学生はたくさんいますから。ただ通常のギャラリーを借りると費用面での負担が大きくなってしまいます。その点、『ギャラリー・ナジックスクエア京都』は無料で借りられるので、学生にとっては非常に魅力的なのではないでしょうか。

大学の四年間、学生さんには思いっきり楽しんでもらいたいですね。

せっかく京都に来て、京都造形芸術大学に入学されたのだから、通常の授業だけでなく、いろんなことを経験してもらいたい。その経験のなかから、将来、自分はどういう道に進んでいきたいのかを考える機会も生まれると思います。大学としては、過保護に守るのではなく、学生の力でどこまでできるか、未知の可能性を引き出すような教育をこれからも目指していく方針です。下宿サービスは、学生生活の礎を築くものですから、今後もさまざまなニーズに応じた物件を業者さんと協力しながら開発していきたいと思っています。

株式会社学生情報センター
ナジック学生情報センターグループは、学生マンションや学校直営寮の管理・運営、アルバイト・インターンシップのサポート、そして学生イベントの支援を積極的に展開し、次代を担う学生を応援する「教育環境創造企業」の実現を目指します。

※ナジック学生マンション(749.jp)
本記事は(株)学生情報センターが2008年3月発行の「学生下宿事情2008」より抜粋したものです。
※取材時期・内容は2007年度現在となります。