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学生マンションのナジック
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神戸学院大学(Kobe Gakuin University) https://www.kobegakuin.ac.jp/
1912年創設の森裁縫女学校が前身。1966年より「真理愛好、個性尊重」を建学の精神に開学。有瀬、長田キャンパスに加え、2007年ポートアイランドキャンパスを新設。総合大学として「知の想像」「知の交流」「知の発信」を実践する。

神戸市の「神戸海上新都心構想」で国際的で先進的な大学を目指して

現在何名の学生が在籍されていますか。またキャンパスの特徴を教えてください。

学部生と大学院生、両方あわせて、現在3,541人の学生が在籍しています。大学創設以来、本学が目指してきたのは、「地域に貢献する大学」です。マザーキャンパスである有瀬キャンパスは小高い丘に位置し、現在人文学部や総合リハビリテーション学部、栄養学部を擁しています。また、2004年に開設した長田キャンパスは、法科大学院を擁し、地域社会や法的ニーズに貢献する法曹(弁護士・検察官・裁判官)を養成しています。そして2007年には、海と空からの玄関口であるポートアイランドにキャンパスを新設。法学部、経済学部、経営学部、薬学部を擁し、地の利を活かして産業界や行政機関との連携を図り、実践的教育で新しい大学モデルを構築しています。

ポートアイランドキャンパス誕生の背景には、神戸市が提唱する「神戸海上新都心構想」があり、神戸女子大学さんに加えて、兵庫医療大学さんや神戸夙川学院大学さん、本学が相次いで開設し、国際的で先進的な「学園都市」が形成されつつあります。

ナジックとの開発提携を行う大学専用の学生マンション

下宿学生は、全体の何割を占めていますか。

かつては4割だったのですが、現在は3割強ほどです。出身地を見ますと兵庫を中心にした近畿圏内が増加しており、それ以外は主に中国・四国など西日本が多いですね。

下宿サポートはどのようにされていますか。

2年前からナジックさんに委託しています。特にポートアイランドに関しては、ナジックさんが提案された「学園都市」構想に基づく学生マンションを、神戸市が採択したことを機に、本学とも開発提携を始めています。今はポートアイランドキャンパスからすぐのところにポートアイランド四大学専用の学生マンションを供給してもらっているほか、運営から管理まで学生生活をトータルにサポートしていただいています。今のところ特に何の問題もなく、皆、快適に暮らしているようです。私は以前、有瀬キャンパスの厚生課(現在の学生支援センター)にいまして、学生の様々なサポートはもちろんですが、下宿先などの斡旋もしたことがあります。当時は業者さんより、古くから本学の学生に下宿を提供している家主さんが多く、風呂やトイレは共同という昔ながらのスタイルがまだたくさん残っているような時代でした。年に一度、大学で家主さんを集めては懇談会を行い、前年度の反省や意見、要望など和やかに話し合ったりしていましたね。最近でこそ、すべてが個室化され、賄い付きの下宿を求める親御さんや、オートロック付きのワンルームを希望する学生が増え、時には親御さんから「今どきこんなレトロな下宿があるのですね。」と、驚かれることもあります。親御さんの学生時代が、すでにワンルームマンションだったことを後で聞き、逆に驚かされましたけれど。

時代と共にニーズは変化していくのは当然ですが、私は当時からある古いタイプの下宿先も、いい意味で大切に残していきたいと思っています。数々の卒業生を育てていただいた大切な家主さんたちですからね。

ポートアイランドキャンパスが誕生して、下宿状況は変わりましたか。

本学の一年生は、学部にかかわらず皆、有瀬キャンパスからスタートします。ポートアイランドキャンパスは、法学部と経済学部、経営学部の三年生以上と、薬学部の二年生以上が学んでいますので、新しく下宿を探す場合は、次の4つの選択肢から検討されることになります。まず、一、二年生は有瀬キャンパス近辺に借り、三年生以降はポートアイランドキャンパスに移るケース、2つ目は4年間、有瀬キャンパス付近で借りるケース、3つ目は4年間、ポートアイランドキャンパス周辺で借りるケース、4つ目は両方のキャンパスに通学するので、中間点の長田区や兵庫区近辺で借りるケースです。学業以外のクラブ活動や、アルバイトのことなどもありますので、個々のライフスタイルに合わせて検討していただいています。大学間の移動に関しては、直通のシャトルバスを走らせたりして、交通費など極力学生の負担がかからないようにしています。

下宿状況については、学生のニーズに合わせ、オートロックで安心・快適なワンルームマンションをナジックさんに斡旋していただいており、特に問題はありません。ただ、学生の中には家賃面で、家族に負担をかけたくないという人もいます。今でも有瀬キャンパス付近では、郊外であるがゆえに、30,000円未満から35,000円くらいの物件も残っており、経済的な事情から、少しでも安価な物件を選ぶケースも多々あります。過去には下宿をあきらめて新幹線で遠方から通う学生もいたほどです。そういう学生に対しては、安心して学業に専念できるよう、経済的な面はもちろん精神的にも、できる限りの援助を考え、配慮を尽くしたいと考えています。

大学の今後の展望についてお聞かせください。

学生の活動については今、「ボランティアを神戸学院大学の文化に」を合言葉に、ボランティア活動にはとても力を入れています。阪神・淡路大震災の拠点となったこともあるのですが、有瀬はもとより、ポートアイランドキャンパスでも週に2日、ボランティア活動支援室を開放し、食育をテーマに活動するボランティアや、人形劇を披露する子ども人形劇、日本にいる外国人への支援や難民支援を行う国際協力や災害支援など、最初は人のためと思ってはじめた学生たちも、「今は自分のために」と、口をそろえて語っています。

さらに大学としては、都市共生型キャンパスとして誕生したポートアイランドキャンパスをはじめ、有瀬キャンパス、長田キャンパスが共に連携を保ち、今後は神戸市と共に、地域に開かれた大学を構築していきたいと考えています。

株式会社学生情報センター
ナジック学生情報センターグループは、学生マンションや学校直営寮の管理・運営、アルバイト・インターンシップのサポート、そして学生イベントの支援を積極的に展開し、次代を担う学生を応援する「教育環境創造企業」の実現を目指します。

※ナジック学生マンション(749.jp)
本記事は(株)学生情報センターが2009年3月に発行予定の「学生下宿事情2009」より抜粋したものです。
※取材時期・内容は2008年度現在となります。