ニーズ、お部屋探しの方法などをナジックの取組みとともに紹介しております。
ナジック学生情報センターグループは、学生マンションや学校直営寮の管理・運営、アルバイト・インターンシップのサポート、そして学生支援を積極的に
展開し、次代を担う学生を応援する「教育環境創造企業」の実現を目指します。
本学は昭和24年、東京美術学校と東京音楽学校を包括して、国立大学で唯一、芸術の高等教育を行う大学として発足し、平成16年に国立大学法人として新たなスタートを切りました。学部では美術学部と音楽学部という2学部14学科に約2050名、大学院では美術研究科・音楽研究科と映像研究科の3つの研究科に約1180名、これらに研究生などの非正規生などを合わせますと約3300名の学生が在籍しています。昔は男子学生のほうが多かったのですが、今は6割を女性が占め、特に音楽学部で女子学生の割合が7割弱と高くなっています。
東京練馬区の上石神井に男子棟と女子棟に分かれて、「石神井寮」という学生寮が2棟あります。男女それぞれに個室と二人相部屋があり、定員は計200名。建てられてからすでに30年以上が経過しており、第一に老朽化が進んでいることから、入寮希望者は減ってきています。また、現代の学生は小さいころから自分の部屋を与えられた環境で育っているので、やはりワンルームタイプを希望しますしね。ほかに、キャンパスから離れていて通学が1時間以上かかることも一因となっているのでしょう。
この状況を少しでも改善したいと、昨年、まずはトイレと浴室を改修してきれいにしました。そして、これを機に、寮の共用スペースの清掃および管理人業務をナジックさんに委託することにしました。大学から離れた場所にあるため大学側の管理が行き届きにくいこと、また他大学における同様の事例を参考にして、ナジックさんにお願いすることにしたのです。学生の具合の悪いとき、管理人さんが母親代わりになってお世話してくださったり、きめ細かな対応が行き届いていると報告を受けており、私どもとしてはひと安心しております。
東京の上野と千住、茨城の取手、横浜と全部で4つのキャンパスがあります。上野キャンパスをメインに、千住は主に音楽学部の音楽環境創造科、取手は美術学部の一年生(芸術学科を除く)、横浜は大学院映像研究科の拠点となっています。
私ども学生支援課がご紹介するのは、学生寮と地元の家主さんから直接ご登録いただいた物件です。後者についてはいつでも学生が閲覧できるよう資料を公開しています。そのほか、一般のマンションやアパートなどのご紹介は、大学生協が行っており、毎年入学前の3月には下宿相談会も開かれます。ナジックさんの学生マンションも、こちらでご紹介されていますね。
本学には女子学生が多いので、やはり安心・安全な物件を望む声がよく聞かれます。音楽学部の学生ですと防音設備の整ったところを希望されますが、都内において学生下宿の相場の家賃でそのような物件を探すのは困難です。ですから大学の門限である夜8時ごろまでキャンパスで練習して帰宅する学生や、朝早くから来て練習する学生も結構います。なお、現在の学生寮には防音設備の整った22室の音楽練習室とアトリエを完備しております。
国立大学制の下では、予算は主に教育や研究に使われ、学生サービスは二の次といった面がありました。しかし、国立大学法人化や少子化により、優秀な学生をいかに獲得するかが問われるようになり、学生サービスの充実が重要課題となっております。その一環として、2007年4月には、入試・学務課と学生課というふたつの部署を統合して学生支援課とし、入学から就職、卒業までをひとつの部署が責任をもって迅速に対応する体制を整えました。加えて、学生寮についても、教育担当副学長をトップにワーキンググループを立ち上げ、新たな寮の建設について検討を始めました。構想としては、上野と取手キャンパスのどちらにも通いやすい立地で、学生が住むためだけにあるのではなく、地域社会と連携がとれるような施設です。学生寮にホールやアトリエを設け、地域の方々に学生たちの演奏を聴いていただいたり、作品を展示し地域の方々に見ていただいたり、さらに地域サークルなどとジョイントしたりといった空間にできるといいですね。
本学では、ナジックさんの学生アルバイト情報ネットワークも利用しております。これは希望するアルバイトの条件をネット上で絞り込めるので、とても使いやすい上、芸術大学のための情報も用意していただき助かっています。私どもは学生からの意見はもとより、さまざまな情報を積極的に収集し、学生サービスの向上に努めていきたいと考えています。